まちなか再生事業事例紹介


 愛知県豊川市(豊川稲荷商店街)
 〜住民によるソフト先行のまちづくり〜

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1) 事業概要および特徴

豊川稲荷門前町は、日本三大稲荷の一つ「豊川稲荷」の門前町として栄えていたが、ライフスタイルの変化等による観光客の減少や活力低下が起こった。そこで豊川市は表参道となる都市計画道路の景観整備事業を展開しようとしたが、住民のまちづくりに対する意欲が不十分で事業は進まなかった。ハード整備を中心としたまちづくり計画には、多額の費用負担が必要であり、投資効果も不明確であったことも一因である。そこで「できることからはじめるまちづくり」を掲げ、平成14年10月、商店街の若手商店主による「いなり楽市実行委員会」が発足し、毎週木曜日に自発的なまちづくりを検討・実践できる態勢が整ってきている。

豊川いなり表参道 レトロな看板
豊川いなり表参道 レトロな看板

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2) コンセプト、誘致店舗・テナント

「いなり楽市実行委員会」が中心となり、「できることから始めるまちづくり」に着手し、「いなり楽市」(3月〜11月の第4日曜に開催)では、「元気軒下戸板市」と称し、各商店が店頭で戸板を台にして出品する自由市や、レトロな商店街の復活を行うなど、費用のかからないまちづくりを行っている。

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3) 事業遂行上のキーパースンとその役割

  • 豊川市まちづくり推進課 山本氏
    • 商店街の会合に参加し、熱心な商店主たちと常に活発な議論を交わし続けることによって商店主たちのまちづくりへの意欲を醸成していった。
  • いなり楽市実行委員会
    • 平成14年に豊川地区の若手商店主が中心となり、発足した。

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4) 行政、民間、コミュニティ等のコラボレーションについて

「いなり楽市」は都市計画道路を利用したイベントであったため、当該道路の整備について、住民が自発的に検討するようになり、現況幅員による再整備・都市計画道路廃止の機運が盛り上がった。また、実行委員会には市役所職員も参加し、「できることから始めるまちづくり」「あせらず、じっくり支援」「ハード先行ではなく、ソフト先行」という方針によって、官民協働のまちづくりを実践している。いなり楽市実行委員会による「ちんどん屋」には商店主・行政職員と多様な人びとが参加し、草の根での協働が行われている。

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5) 成功(失敗)の要因

日本三大稲荷に数えられる「豊川稲荷」の知名度の高さ、手筒花火などの祭事に代表される「まちの歴史と資源」、さらにこのような資源を活かしたまちづくりが動き出しているという住民の実感、また、この活動を通じた「まちをみんなで創り上げる『楽しさ』」を住民が共有できていること。

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6) 苦労した点、課題

商店主たちのまちづくり意識の醸成

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7) 権利者調整について

8) 事業性(採算性)確保のための方策

地域再生計画に基づく各種規制の緩和等

1.道路使用許可の円滑化、2.道路占用許可の弾力化、3.補助施設駐車場の転用

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9) 現状の政策支援の評価

10) 新たにどのような政策支援が必要か

ハード整備事業を行ってまちづくりを開花させるために「景観法」を活用した施策及び「まちづくり交付金」を活用した事業等の実施。

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11) その他

現在は毎月1回「いなり楽市」を開催しており(3月〜11月)、1.元気軒下戸板市、大道芸、パフォーマンス(中学校ブラスバンドの演奏、高校ダンス部の演舞等)、2.和風オープンカフェの実施や3.昭和初期の懐かしい物を飾った軒先等に毎回約2万人の来街者が集まってきている。

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