まちなか再生事業事例紹介


 愛知県瀬戸市(瀬戸市銀座通り商店街)
 〜学生とのコラボレーションによるまちづくり〜

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1) 事業概要および特徴

瀬戸市銀座通り商店街は組合加入者54軒に対して空き店舗14軒という状況にあり、活性化に関しては打つ手がない状況であった。そのため商店街内にオフィスを構えたいという名古屋学院大学側の申し出に対しても商店街側の抵抗が小さく、まちづくり推進プロジェクト「マイルポスト」が商店街活性化の起爆材として受け入れられた。

銀座通り商店街 カフェ&雑貨マイルポスト
銀座通り商店街 カフェ&雑貨マイルポスト

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2) コンセプト、誘致店舗・テナント

まちなか研究室の実践。カフェと雑貨コーナーを併設した店舗「カフェ&雑貨マイルポスト(名古屋学院大学チャレンジショップ)」を2002年9月に開設し、これに併せてサポート組織として学生サークル「人コミュ倶楽部」や大学授業科目「地域活性化研究」を誕生させている(大学のキャンパス移転に伴い、「マイルポスト」は2007年3月に終了)。

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3) 事業遂行上のキーパースンとその役割

名古屋学院大学水野助教授と銀座通商店街山内理事長との出会い。

山内理事長は商店街に何箇所かの建物を所有していたため、マイルポスト、TMOや沖縄料理喫茶などのテナントは、実勢にあった賃料で賃借することが可能であった。これによってチャレンジショップ運営の際に一番の負担となる家賃が軽減されることとなり、チャレンジショップ運営が可能となった。

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4) 行政、民間、コミュニティ等のコラボレーションについて

店舗改装費と家賃を助成金でまかなっており、テナントには、助成金が入る意義を強調して「商店街全体の発展」を意識した経営をお願いしている。また、マイルポスト・プロジェクトは、商店街振興組合との連携のもと、名古屋学院大学「まちづくり推進委員会」の指導・監督下で、各学部から推薦された教員7名からなる全学体制で実施されている。さらに、経済学部での実践型授業「地域活性化研究」により、バーチャルカンパニー(大学の監督・指導のもとでの学生主体の事業実施組織)との連携のもと、様々なプロジェクトを企画・開発している。マイルポストの経営企画についてはインターンシッププログラムとして単位認定を行っていた。

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5) 成功の要因

定期借地(借家)権制度。従来は借り手の立場が強く、貸そうとするインセンティブが働かなかったが、定借の導入でオーナー側の不利益・不安感が小さくなり、低賃料での貸し出しに踏み切るようになった。定期借地(借家)権制度の創設は大きな転換点となった。

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6) 苦労した点、課題

7) 権利者調整について

オーナーと出店希望者との間の契約には原則として組合が仲介に入り、組合としては定期借家契約の利用を強く勧めている。賃料を低くし、契約期間は3〜5年、原則として継続契約を条件としている。最初から(超)長期の期間は火種になりかねないので、3年ぐらいで様子をみるようにしており、無理な契約はしない。

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8) 事業性(採算性)確保のための方策

商店街共創事業(愛知県産業労働部商業流通課)

商店街が地域の核(生活の場であり、ふれあいの場)であることを重視し、商業者あるいは商店街とそれを取り巻く人たち(学生や地域住民)が協働して、商店街に日常的に人が集まる構造を作り、商店街の再生・活性化を図ることを目的とした事業。2002年度から始めた施策で、「商店街インターンシップ事業」と「商店街地域新事業発掘事業」があり、マイルポストは前者の事業である。なお、「商店街インターンシップ事業」とは、地元で学ぶ大学生が商店街と協働して空き店舗活用事業を行い、若い感性を生かした店舗運営により商店街に若者が集まる仕組みを作り、それによって商店街の賑わいづくりを図るというものである。また、マイルポストは「商店街共創事業(商店街インターンシップ事業)」の第1号として店舗改装費、家賃などの助成を受けていた。

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9) 現状の政策支援の評価

マイルポストの成功を受け、2003年度から愛知県地域振興課では学生の持つユニークな発想や行動力を新たな地域おこしにつなげるとともに、学生の地域づくり活動への参加の促進を目的とした「学生提案型地域づくり協働支援事業」を実施している。また商業流通課では2004年度から、県内のNPOや大学等から商店街を活用した地域活性化プランを広く募集し、取組み意欲のある商店街への提案を通じて、商店街の自発的な活性化へのきっかけづくりを目的とした「商店街活性化プラン推進事業」を施策として実施している。

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10) 新たにどのような政策支援が必要か

11) その他


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